「雪の食材貯蔵庫。新潟の雪室食品とは?オンライン試食会で食べ比べ!」
(こちらのライブ配信は2020年11月17日に配信されたものです。)
新潟県の多雪地帯では、雪の中で食材を保存する天然の冷蔵庫、「雪室」が昔から受け継がれています。実はその雪室には、食材の素材そのもの旨味をより引き立たせる効果があるというのです!
“じゃあ普通のと比較したらどのくらい味が違うの・・・?”
そんな疑問を検証するために、事前に募集した雪室食品モニターの方30名と、雪室で熟成されたじゃがいも(品種:インカのめざめ)と雪室コーヒーのオンライン試食会という新たな取り組みを、新潟の雪室食品の統一ブランドを運営する「越後雪室屋」と日本各地の魅力を発信するメディアを運営する「ジャパンコンシェルジュ」が共同で開催した様子をレポートします!
オンライン試食会でのモニターさんからは驚きの声がたくさん!
「中身が黄色く、とても甘くまろやか!まるでサツマイモ」
「レンチンしただけなのにスイートポテトの味が!素材の味が楽しめるおイモ」「ポテトサラダにしようかと思ったけどもったいなくてそのまま食べた!」
「オリーブオイルとお塩の相性抜群」
「発酵バターつけたら最高…!」
「甘さが生かされるコロッケにすると絶対美味しい!」
雪室に入れると糖度が2倍に!!なんで甘くなるの?
にいがた雪室ブランド事業協同組合会長の佐藤さんに聞いてみた!
「雪室の中は、紫外線が社団された真っ暗な状態かつ、湿度が100%近くあります。また室温が0°Cで、温度変化がないため、食品の細胞にストレスがかからないんです。その結果素材が凍るのを防ごうと自らでんぷんを糖度化する現象が起きるので、とても甘いじゃがいもができあがるんです。
素材が持つ生命のパワーを感じる美味しさですね。
コーヒーは香りが変化するから美味しくなる!
旨味が引き立つのは根菜類ばかりではありません。なんとコーヒーまでも美味しくなるというのです!
「雪室に入れるとアルデヒドと呼ばれる不快臭の生成が抑制される代わりに珈琲本来の持つフラン・ピラジンと呼ばれる香り成分がより引き立つようになります。そのためブラックで飲んでもクセがなく、角が取れたまろやかな味になるんです。
ちゃんとした、科学的な根拠もあるんですねー。
雪室コーヒーを実際に飲まれたモニターさんからは、
「普通のブラックは苦手だけど、雪室のブラックはまろやかで美味しい」
「味がとてもマイルド!トゲが全くない」
「香りが普通のコーヒーよりも引き立つ!」
「ジュース感覚で飲めてしまった」
というような感想が寄せられました!